
並行トラッキングを使用する方法
並行トラッキングとは
※スタンダードプラン以上のご契約でご利用が可能です。
Google広告に設定できる並行トラッキングは、以下のキャンペーンに対して適用が必須となっています。
- 検索キャンペーン
- ショッピングキャンペーン
- ディスプレイキャンペーン
- 動画キャンペーン(2020年3月31日以降)
通常アフィリエイト広告を配信する際、広告をクリックしてから広告主側が用意したランディングページに着地するまでに、計測システムをリダイレクト処理で経由してからランディングするケースが主流でした。
そのため、通信環境によっては広告をクリックしてからすぐにランディングページが表示されないケースがあり、ユーザー離脱につながることを懸念したGoogleが、並行トラッキングの仕組みを導入しています。

従来の計測方法は、広告クリック後、アフィリコードなどの計測ツールを経由してLPにランディングしていました。

並行トラッキングはユーザーが広告クリック後、ダイレクトにLPにランディングします。それと同時にブラウザの「sendBeacon」機能によって、計測ツールがブラウザの裏側で稼働することで計測を可能としています。
並行トラッキング設定の流れ
それでは並行トラッキングの設定を以下の流れに沿って解説します。
- 管理者(広告主)が並行トラッキング用の広告を作成
- アフィリエイターが並行トラッキング用の広告を取得
- アフィリエイターがGoogle広告に並行トラッキング設定を行う
1.管理者(広告主)が並行トラッキング用の広告を作成
まずはじめに管理者(広告主)が並行トラッキング用の広告を作成します。
広告管理 > 広告一覧 > 任意の広告 > 広告素材設定 > 広告素材の追加
広告素材の追加画面から「並行トラッキング」のタブをクリックします。

各項目の設定詳細は以下の通りです。

広告素材種別
「並行トラッキング素材」と表示されていることを確認してください。
広告素材表示名
広告素材選択時、広告素材一覧、成果詳細表示での表示に使用します。

広告URL
「直接広告主のランディングページのURLを設定してください。
※他の広告で末尾にパラメータを付与する設定は不要です。
広告URL(表示用)
広告素材一覧画面でアフィリエイターのリンク先確認用で使用します。基本的に先に設定した広告URLと同じURLを設定します。
※設定は任意です。設定しなかった場合は広告素材一覧画面で広告の遷移先が確認できません。

成果報酬表示名
成果管理で成果が発生した場合の一覧に表示されます。

成果認証用ID自動付与設定(cid)
並行トラッキングが稼働しなかった場合のために「cid値」もあらかじめ付与しておきます。
広告ID自動付与設定(p)
並行トラッキングが稼働しなかった場合のために「p値」もあらかじめ付与しておきます。
メディアID自動付与設定(mid)
ライフタイムコミッションを使用する場合は「付与する」とします。定期購入などで毎月成果が発生する場合などに使用します。
広告リンク方式
Google広告に設定する場合は、基本的に「通常リンク方式」を利用ください。
設定が完了したら、管理者(広告主)側での設定は終了です。
2.アフィリエイターが並行トラッキング用の広告を取得
次にアフィリエイター側での利用方法を解説します。アフィリエイター画面で広告検索から広告の素材一覧画面を開くと、以下のように並行トラッキング用の広告素材が表示されます。

広告素材一覧では、以下の情報が表示されます。

- 広告素材のIDです。「P-」から始まり、登録ごとに連番で設定されます。
- クリックすることで、広告素材の遷移先が確認できます。広告素材設定時の「広告URL(表示用)」に設定したURLに遷移します。
※「広告URL(表示用)」が未設定の場合、「広告素材サイト」自体非表示となります。 - 広告素材設定時に設定した「広告素材表示名」が表示されます。リンク先は「広告URL(表示用)」のURLが設定されます。
- 並行トラッキングの計測用タグ設定箇所に設定するURLです。リダイレクトURLの設定ができる場所に設定します。
さらに「広告タグ取得」ボタンをクリックすることで、より詳細な情報を取得できます。

3.アフィリエイターがGoogle広告に並行トラッキング設定を行う。
それでは実際にアフィリエイターがGoogle広告側で設定を行う内容を解説します。Google広告ログイン後、以下の場所に設定を行います。
※必要に応じてアフィリエイターにご案内ください。
当該キャンペーン > 広告と広告表示オプション > 広告

当該広告画面の「+」マークから任意の広告を追加し、以下の場所に並行トラッキングの設定を行います。

設定する箇所は3カ所です。先に取得した広告タグをGoogle広告に設定する場合、以下の場所に各種設定を行います。
- 最終ページURL:リンク先URL
- トラッキングテンプレート:広告URL
- 最終ページURLのサフィックス:広告ID
※「p=」をIDの前に付与してください。(例)p=xxxxxxxxxxx
また広告URLの末尾に付与されている「plid={xxxxx}」は以下のように変更します。
plid = {xxxxx} ⇒ plid = {gclid}
Google広告側での設定は以上です。