LINE広告CV連携の設定方法
LINE広告のコンバージョン連携
※スタンダードプラン以上でご利用いただける機能です。
LINE広告とアフィリコード・システムのコンバージョン連携について解説します。
アフィリコード・システムで計測したLINE広告の成果を、LINE Conversion API を介してLINEに送信することができます。
- LINE Conversion API:https://data.linebiz.com/solutions/conversion-api
事前準備
- LINE広告マネージャー、ビジネスマネージャーの設定から始める場合
- LINE広告(LINE Ads) マニュアル:https://www.linebiz.com/jp/manual/line-ads/
- マニュアル - ビジネスマネージャー:https://data.linebiz.com/business-manager/manual
- 広告配信までの審査期間
- 広告配信までの審査にそれなりの期間を要するため、スケジューリングもご注意ください。
LINE広告 審査の基本:https://www.linebiz.com/jp/service/line-ads/review/
コンバージョン連携にあたり、ビジネスマネージャーの管理画面でAPIのトークンを発行する必要があります。LINE広告アカウントとビジネスマネージャーの組織IDの紐づけまでは事前にご準備ください。
- ビジネスマネージャーの組織作成:
https://data.linebiz.com/business-manager/manual/share001 - LINE広告アカウントにビジネスマネージャーの組織IDを紐づけ:
https://www.linebiz.com/jp/manual/line-ads/account_004/?list=7161
組織の管理者がコンバージョンAPI利用規約に同意するとトークンの発行が可能になります。
LINE Tag IDの取得とConversion APIのトークン発行
API連携に必要なLINE広告のLINE Tag IDとConversion APIのトークンを取得します。
① ビジネスマネージャーにログインします。
② 組織で利用できるLINE Tagから、該当の広告アカウント詳細に進みます。
③ コンバージョンAPIのタブから、LINE Tag ID とアクセストークンを取得します。
Conversion APIのトークン発行:data.linebiz.com/business-manager/manual/conversion-api
アフィリコード・システムの設定
取得した情報を元に、アフィリコード・システムで連携設定を行います。
広告(入稿素材)の準備
① 入稿する広告と広告素材を登録します。広告素材はテキスト素材の直接リンク方式を選択してください。
メディア連携設定
② LINEの成果通知用メディアを作成し、連携設定をします。
メディア連携設定 > 広告URL設定 より、plidパラメータを「ldtag_cl」に変換し、「確認する」→「更新する」で保存します。
※ldtag_cl は、LINE広告のクリックIDです。
③ 次にAPI連携のトークン設定などを行います。
メディア連携設定 > LINE広告 タブ より「LINE広告CV連携設定」を「設定する」にします。
メディア名 / メディアURL | LINE広告に成果を通知する対象のメディアであることを確認してください。 |
---|
LINE広告CV連携設定 | 「設定する」を選択します。 |
---|---|
LINE Tag ID | LINEビジネスマネージャーから取得したIDを入力 |
アクセストークン | LINEビジネスマネージャーから取得したトークンを入力 |
イベント | Conversion デフォルトコンバージョンを計測する場合は初期設定値の「Conversion」を設定 カスタムコンバージョンの場合は、カスタムイベントの値 |
出力データの対象条件 | LINE広告に通知する成果内容を指定します。 発生成果(全て) / 確定成果(承認のみ) |
リトライ設定 | LINEへの通知が正常に処理できなかった場合、再度通知するか否かの設定 設定する / 設定しない |
最大リトライ回数 | リトライ設定が「設定する」の場合、回数を指定 |
リトライ間隔 | リトライ処理の間隔を指定 |
設定が完了したら、「確認する」→「更新する」で保存します。
④ 着地点タグ、成果地点タグ、設置可能であればCookie発行ファイルを広告の遷移先ページに設置します。
LINE広告:入稿URLの設定
LINE広告マネージャーで、キャンペーン、広告グループ、広告の設定を行います。キャンペーンの目的は「ウェブサイトコンバージョン」を選択してください。
① LINE 広告マネージャー:広告設定にて、アフィリコード・システムで取得したアフィリエイトリンク(直接リンク方式)を「リンク先URL」に設定します。
広告を作成する:https://www.linebiz.com/jp/manual/line-ads/ad_005/?list=7161
リンク先URL(アフィリエイトリンクを設定)
https://広告遷移先URL?im=*****
- ランディングページ:計測パラメータがついていない広告の遷移先URLを設定
- リンク先URL:取得したアフィリエイトリンクをそのまま設定
② 広告登録が完了したら広告配信を開始するタイミングで各ステータスを「有効化」します。「未配信」ステータスから広告審査が完了すると「利用可能」になります。
③ 広告マネージャーの表示項目にコンバージョンAPIの項目を追加します。
- 広告マネージャーの表示項目
- デフォルトで表示されている「CV」項目は、LINE Tagによる計測項目です。CV API、LINE Tag+CV APIの表示項目を適宜追加してください。
成果の確認
① チェックログ:クリックIDの確認
LINE広告がクリックされると、他の成果同様、チェックログが生成されます。成果認証用ID(plid)にLINE広告のクリックIDが格納されていることを確認してください。
plid値が格納されていない場合は、メディア連携設定 - 広告URLパラメータが「ldtag_cl」に変換されているかご確認ください。
② トラッキングログ、キックバック通知ログ:トラッキング情報とLINEへの通知確認
成果発生のトラッキングログが確認できたら、LINEへの通知詳細をキックバック通知ログから確認します。データ種別:LINEで検索ソートできます。
ステータスコードが「202」なら通知は成功です。
ステータスコード | 出力内容 / 主なエラー原因 |
---|---|
202 | 通知成功 |
400 | 通知情報が不正、または、欠落している |
401 | アクセストークンの不正 |
404 | LINE Tag IDの不正、LINE Tag IDとアクセストークン双方が不正 |
③ ビジネスマネージャー:イベント受信確認
LINE側でイベントが受信できているかは、ビジネスマネージャー - LINE Tag のConversionステータスから確認できます。
- ステータスの表示
- 初回の成果発生時にステータスは「停止中」から「利用可能」になります。以降はイベント発生ごとに最終受信日時が更新されます。
④ 広告マネージャー:コンバージョン結果の確認
広告マネージャーからも該当広告のCV数がカウントされているか確認します。
※反映に若干のタイムラグがあります。
LINEへの通知情報
アフィリコード・システムから通知する成果情報は以下になります。各パラメータの送信情報はキックバック通知ログ詳細からご確認ください。
- LINEへの成果通知先URI
- https://conversion-api.tr.line.me/v1/{line_tag_id}/events
※{line_tag_id}は、メディア連携設定 | LINE広告 で設定したIDが代入されます。
種別 | パラメータ | 通知情報 / 説明 |
---|---|---|
header情報 | X-Line-TagAccessToken | LINEビジネスマネージャーで発行されたアクセストークン LINE Tag IDに紐づくトークン |
web | referrer | 成果情報(イベント発生時)のリファラ情報 |
ip_address | 成果情報のIPアドレス イベントを発生させたエンドユーザーのIPアドレス ※値が取得できなかった場合は、通知自体を行いません。 |
|
user_agent | 成果情報のユーザーエージェント イベントを発生させたエンドユーザーのUA |
|
url | トラッキングログのリファラ情報(イベント発生時のブラウザURL) ※値が取得できなかった場合は、通知自体を行いません。 |
|
event | deduplication_key | 成果情報のargs値、args値を付与していない場合は、成果ID イベントごとの一意なキー。イベントの重複排除に使用されます |
event_type | 固定値「conversion」 | |
event_name | コンバージョンイベント名。初期値は「Conversion」 | |
source_type | 固定値「web」 イベントが発生したソース種別 |
|
event_timestamp | 成果発生日時。イベントが発生した日時のUNIXタイム | |
user | click_id | チェックログに格納されたplid値 LINE広告をクリックした時に発行される一意のID |
custom | quantity | 固定値「1」 発生したイベントに関連するアイテム数 |
currency | 固定値「JPY」 valueフィールドの値の通貨コード |
|
value | 成果報酬額(ネット価格) |
- 重複排除対象となるフィールド
- event_nameとdeduplication_keyの組み合わせが一致する場合、イベント重複排除の対象になります。