請求・支払管理における税率切り替えについて
Ver.3.12.1以前よりシステムをご利用中のお客様で、請求書・支払通知書発行機能を利用する場合は、事前にご一読ください。
アップデート時の消費税率について
Ver.3.13で実装した請求書・支払通知書発行機能(インボイス制度対応)を利用する際、消費税の設定が必要になります。
前提として、ご利用環境のVer.3.13アップデートは、消費税率は「0%」で適用します。
他の経理システム等を併用されているお客様への影響を考慮し、いったん既存環境と同じ設定でアップデートいたします。
上記の理由から、今後、システムから請求書・支払通知書の発行機能を利用する場合は、しかるべきタイミングに消費税率を「10%」への切り替えをお願いします。
税率と各種設定の適用タイミング
消費税率と各種設定は、以下のタイミングで適用します。
消費税の適用タイミングについて
- 成果は、発生タイミングで設定中の消費税率(システム設定 | 帳票設定)が適用されます。
- 外税・内税、消費税の端数処理は、集計実行日(請求処理)時点での設定が適用されます。
成果について「発生タイミングで設定中の税率を適用する」としているのは、将来的に税率変更が発生した場合を考慮しています。
消費税率の変更は、システム設定 | 帳票設定 で行います。
合わせて、集計実行日までに外税・内税の設定、税率の端数処理についても確定させてください。
※初期値は、経理方式:外税、端数処理設定:切り捨て です。
税率の切り替え
税率の変更は「集計実行日」以降、なるべく早い日時での切り替えを推奨します。
※成果の税率修正件数が少なくなります。
- アップデート後、集計実行日の翌日以降に「税率10%」に変更
┗切り替え以降の発生成果は「税率10%」で計上 - 集計対象期間における「税率0%」の発生成果は、次回の集計実行日前日までに「税率10%」に変更
┗集計対象期間内の成果が全て「税率10%」になる - 集計実行日に「税率10%」で請求書・支払通知書を発行。外税・内税 は実行時の設定で集計
成果情報の消費税率変更
成果の消費税変更は、CSVインポートによる税率項目の一括更新が便利です。対象が少ない場合は個別に編集してもかまいません。
- 税率の変更について
- 一度、集計処理された成果に対して税率の変更は行えません。CSVインポート時、誤って集計済みのデータを修正した場合は、処理がスキップされます。
※成果報酬の調整は「再集計」ボタンから可能です。 - 税率変更前の未承認成果について
- 税率変更前の未承認成果は「税率0%」で登録されています。
税率変更後に「承認」された場合、前述のとおり、成果発生タイミングの税率を適用する仕様により、確定成果となっても税率は変更されません。承認の可能性がある未承認成果は、あらかじめ税率を10%へ変更しておくことを推奨します。
振込手数料について
税率はアフィリエイターへの振込手数料も対象になります。消費税分を上乗せしない場合は、手数料の調整をお願いします。
税率切り替えシミュレーション
集計期間の締め日と集計実行日の各設定による税率切り替えシミュレーションです。
集計期間の締め日 / 集計実行日 |
前回の集計実行日 (税率変更可能日~) |
集計期間の締め日 (集計対象期間) |
集計実行日 | 税率変更リミット 税率設定・成果税率 |
---|---|---|---|---|
月末 / 15日 | 9/15 (9/16~) |
9/30 (9/1~9/30) |
10/15 | 10/14 |
月末 / 月末 | 8/31 (9/1~) |
9/30 (8/1~8/31) |
9/30 | 9/29 |
月末 / 1日 | 8/31 (9/2~) |
9/30 (9/1~9/30) |
10/1 | 9/30 |
月末 / 5日 | 9/5 (9/6~) |
9/30 (9/1~9/30) |
10/5 | 10/4 |
20日 / 20日 | 8/20 (8/21~) |
9/20 (7/21~8/20) |
9/20 | 9/19 |
集計処理後の税率変更はできないため、インボイス制度に対応する場合は、早めの対応をお願いします。