システム連携:卸し案件
システム連携型:卸し案件
ソケット連携によって、外部システム(連携先ASP)へ「広告を卸す繋ぎ込み」について解説します。
システム連携型トラッキングは、広告URLに付与されたパラメータを引き回して成果通知を行います。
運用の流れ
事前に連携先ASPに必要な情報を確認し、アフィリコード・システムで設定を行います。
- 連携先ASP:キックバック通知先URL、パラメータ情報の共有を依頼
- ACS設定:連携先ASP用のアフィリエイターとメディアを登録
- ACS設定:アフィリエイトリンク(広告URL)を取得
- ACS設定:アフィリエイトリンクにパラメータを付与
- ACS設定:メディア連携設定よりキックバック通知を設定
- 連携先ASP:連携先ASPに広告URLを通知
設定手順
1. キックバック通知先URL、パラメータ情報の共有
事前準備として、連携先ASPの成果が計上された場合のキックバック通知先URL、リダイレクト時に付与されるパラメータ情報を確認します。
- キックバック通知設定の方法(全て通知、承認のみ通知、など)
- キックバック通知先URLの情報
- キックバックする際のパラメータ付与形式
2. 連携先ASP用のアフィリエイターとメディアを登録
卸し連携の場合、キックバック通知は「メディア」から行われるため、まず、連携先ASPの会社名でアフィリエイター・メディアを登録します。
3. アフィリエイトリンク(広告URL)を取得
連携先ASPに卸す「広告詳細」から、先に作成した連携用アフィリエイターで提携申請し、アフィリエイトリンク(広告URL)を取得します。
※提携申請は、管理者権限での代理申請、アフィリエイター権限にログインして提携申請する2つの方法があります。
4. アフィリエイトリンクにパラメータを付与
取得したアフィリエイトリンクに連携先ASP側のパラメータを付与します。
- 広告URLフォーマット
https://システム設置先URL/link.php?i=[広告素材ID]&m=[メディアID]&pbid=[連携先ASPのセッションID]&kbp1=[連携先ASPで返却が必要な値(任意)]
- アフィリコード・システムで先方から受け取ることができるパラメータは、デフォルトは「pbid」「kbp1」です。
パラメータを連携先指定の値に変更する場合
広告URLパラメータを連携先の仕様に合わせて変更する場合は、該当メディアの「連携設定」から設定します。
広告URLパラメータ > 広告URL設定 より、パラメータを変更して保存します。
下記は、「pbid」を「click_id」に指定した例です。
5. キックバック通知設定
卸し案件のキックバック通知設定をメディア連携設定より行います。
キックバック通知URLにパラメータを付与
キックバック通知設定より通知方法を選択し、連携先指定のキックバック通知先URLにパラメータを付与します。
- キックバック通知フォーマット
- 例)
https://連携先指定URL?param1=[pbid]¶m2=[kbp1]¶m3=[args]
- ※「param1」「param2」「param3」は連携先ASPが指定するパラメータ名に変更します。
指定パラメータは「変数を選択」より挿入できます。
以降は、連携に必要な場合、適宜設定します。
成果ステータスの連携を行う場合
成果ステータスの連携を行う場合は、以下の設定を行います。
- キックバック通知は「全て通知(未承認・承認・キャンセル)」に設定
- 成果ステータス値
[state]
変数の付与が必須
- 成果ステータス連携時のキックバック通知フォーマット
- 例)
https://連携先指定URL?param1=[pbid]¶m2=[kbp1]¶m3=[args]&status=[state]
- ※「param1」などと同様、「status」は連携先ASPが指定するパラメータに変更します。
連携先の仕様によりデフォルト値を変更したい場合は、「成果ステータス変換」より指定します。
※通常は初期設定でご利用ください。
商品テーブルが設定されている場合
広告に商品テーブルが設定されている場合は出力変数を生成し、キックバック通知先URLに[pg_list]
変数を付与します。
※こちらで設定した内容が、 キックバック通知先URLの[pg_list]
変数として出力されます。
- 変数設定の出力例
pg[]=[商品テーブルID].[商品単価].[商品数]
※商品テ―ブル変数は、商品テーブルIDごとに繰り返し出力されます。
※pgパラメータは半角英数字、一部記号に変更可能。例)hoge[]- 商品テーブル利用時のキックバック通知フォーマット
- 例)
https://連携先指定URL?param1=[pbid]¶m2=[kbp1]¶m3=[args]&[pg_list]
- ※商品テーブル利用時は、[pg_list]変数を付与してください。
「param1」「param2」「param3」は連携先ASPが指定するパラメータ名に変更します。
リトライ設定
キックバック通知が正常に処理できなかった場合にリトライ処理をさせたい場合は設定します。
送信可能なパラメータと値
値 | 説明 | 備考 |
---|---|---|
成果ID | アフィリコード・システムの成果ごとのユニーク値 | - |
広告ID | アフィリコード・システムの広告ID | - |
広告素材ID | アフィリコード・システムの広告素材ID | - |
メディアID | アフィリコード・システムのメディアID | - |
広告枠ID | アフィリコード・システムの広告枠ID | - |
報酬テーブルID | トラッキング時に[pt]に渡された値 | 報酬テーブルID |
商品テーブルリスト | トラッキング時に[pg_list]に渡された値 | 商品テーブルID、商品単価、商品数 |
成果内容 | 対象の成果内容 | - |
成果内容 (URLエンコードなし) |
対象の成果内容 | - |
成果報酬額 | 対象の成果報酬額 | - |
承認状態 | 承認状態を表す値 (未承認:0、承認:1、キャンセル:2) |
任意の値に変更可能 |
pbid | 広告遷移時に「pbid」に渡された値 | セッションID保存推奨 |
kbp1 kbp2 kbp3 |
広告遷移時に[kbp1]に渡された値 広告遷移時に[kbp2]に渡された値 広告遷移時に[kbp3]」に渡された値 |
任意パラメータ 受け取り可能文字数:255桁程度 |
plid | 広告遷移時に「plid」に渡された値 | 並行トラッキング |
tkp1 tkp2 tkp3 |
広告主よりトラッキング時に[tkp1]渡された値 広告主よりトラッキング時に[tkp2]渡された値 広告主よりトラッキング時に[tkp3]渡された値 |
任意パラメータ URLエンコードした100文字以内 (半角英数字推奨) |
tkp1_ne tkp2_ne tkp3_ne (URLエンコードなし) |
広告主よりトラッキング時に[tkp1]渡された値 広告主よりトラッキング時に[tkp2]渡された値 広告主よりトラッキング時に[tkp3]渡された値 |
任意パラメータ 受け取り可能文字数:255桁程度 |
args | 広告主よりトラッキング時に[args]に渡された値 | 注文番号など成果識別子 受け取り可能文字数:255桁程度 |
購入金額 | 広告主よりトラッキング時に[price]に渡された値 | 売上金額 受け取り可能文字数:10桁 |
成果発生日時 | アフィリコード・システムの成果発生日時 | UNIXタイム |
成果確定日時 | アフィリコード・システムの成果確定日時 | UNIXタイム |
6. 連携先ASPに広告URLを通知
連携先に広告URLを渡し、アフィリコード・システムへリダイレクトアクセスを行ってもらうよう依頼します。
成果テストを実施し、問題なければ一連の設定は完了です。
7. pm1~5:追加パラメータについて
「pm1~5」はアフィリコード・システムにリダイレクトされたり、トラッキングログへの付与は行われないパラメータです。
メディアから広告主サイトに遷移する際、広告主側で受け取りたいパラメータがある場合に使用します。パラメータ名を任意で指定することも可能です。
pmパラメータの使用例
- メルマガに記載するURLに「pm」パラメータを付与し、流入元を把握
- 独自パラメータを「pm」で付与した広告URLをインフルエンサーに配布し、流入元を管理