Chrome 80での3rd Party Cookieのブロックとアフィリエイト運営に関して
2020年2月実装予定のChrome 80によるサードパーティクッキーのブロックについて
Google Chromeではを目途に、Chrome 80がリリースされる予定となっています。
https://developers-jp.googleblog.com/2019/11/cookie-samesitenone-secure.html
アフィリエイト運営者にとってChrome 80のバージョンアップで一番の懸念点は、サードパーティクッキー(3rd Party Cookie)が完全にブロックされてしまい、成果の計測漏れが心配される点があります。
サードパーティクッキーとは、Cookieが発行されたドメインとは別のドメインから見たCookieのことです。最近ではiPhoneなどのSafariで実装されているITP(Intelligent Tracking Prevention)でもサードパーティクッキーの読み込みが制限され話題となっていました。
今回のサードパーティクッキーの読み込みにおいて必要な対策は以下の通りです。
- 今回のChome80では、サードパーティクッキーを明示的に宣言する必要がある
- SameSite=None; Secure の2つの属性の設定
- セキュアな通信(https)を行う
アフィリエイト広告配信システム アフィリコード・システムでは、2019年4月にサーバー側(PHPファイル)で発行するファーストパーティクッキー(1st Party Cookie)にて成果計測ができる計測タグを実装しているため、今回のChome80によるサードパーティクッキーによるブロックの制限は受けないとの見解となります。
また、アフィリコード・システムでは、ファーストパーティクッキーやサードパーティクッキーで成果計測ができなかった場合でも、IP/UA(デバイス-フィンガープリンティング)にて成果計測が行える機能も実装しています。
ただし、運用形態によってはJavaScriptタグが使えない環境でサードパーティクッキー認証をされている方にも配慮し、次期アップデート時に「SameSite=None属性」と「Secure属性」を付与したトラッキングタグの生成を実装する予定です。