ITP2.3の影響と今後の対策について
ITP2.3の影響と今後の対策方法
現在、Webkitにて「ITP2.3」の情報が公開されています。
https://webkit.org/blog/9521/intelligent-tracking-prevention-2-3/
今回の「ITP2.3」で変更されるのは以下の内容のようです。
- 「トラッカーの判定」を受けたドメインに関しては、ローカルストレージに保存されているデータが1週間で削除されるようになりました。
Capped Lifetime For All Script-Writeable Website Data
Since ITP 2.2, several trackers have announced their move from first-party cookies to alternate first-party storage such as LocalStorage. ITP 2.3 counteracts this in the following way:
1. website.example will be marked for non-cookie website data deletion if the user is navigated from a domain classified with cross-site tracking capabilities to a final URL with a query string and/or a fragment identifier, such as website.example?clickID=0123456789.
2. After seven days of Safari use without the user interacting with a webpage on website.example, all of website.example’s non-cookie website data is deleted.
Intelligent Tracking Prevention 2.3
「ITP2.3」に関しては「iOS13」「iPadOS」「macOS Catalinaのβリリース」にてアップデートされる「Safari」からITP2.3が含まれているようです。
※本記事執筆時点ですでに、iOS側ではアップデートは始まっているようです。
アフィリコード・システムに実装した「ITP2.1対応機能」は、サーバーサイド側のPHPファイルにてCookieを発行していますので、当社では今回発表の「ITP2.3」の影響は受けないとの見解となります。
※4月8日時点ではローカルストレージも制限される可能性を考慮し、サーバー側からのCookie発行のみで対応していましたが、お客様の環境によっては対応できないとのお声をいただき、にローカルストレージ対応のITP対応タグも実装しています。
アフィリコード・システムに現在実装されている「ITP対応タグ(PHP/JSタグ)」は、サーバー側からのCookie発行を行っておりますので、今回アップデートされる「ITP2.3」には対応しているため、引き続き成果計測は可能となっております。