アフィリコード・システム Ver.3.3をリリース
Ver.3.3の主なリリース内容
Ver.3.3の主なリリース内容は以下になります
- 並行トラッキング機能の実装
- Chrome80対応
その他、キックバック通知の拡張、セキュリティの強化、機能調整・修正を行いました。
1.並行トラッキング機能の実装
Google広告のYouTube動画広告などでアフィリエイト運用ができる並行トラッキング機能が実装されました。
従来アフィリエイト広告運用において、ユーザーが広告をクリックしてから広告主のランディングページ(LP)に着地するまでに、計測システムなどを通過(リダイレクト)しランディングする手法が主流でした。しかし、ユーザーのネット環境などによっては、リダイレクト処理に時間がかかり、ランディングページが表示されるまでに離脱してしまうといったケースがありました。
それらの問題を解決すべく、Google広告で実装されたのが並行トラッキングです。
現在、Google広告において並行トラッキングに対応している広告が「検索キャンペーン」「ショッピングキャンペーン」「ディスプレイキャンペーン」「動画キャンペーン」となっています。
YouTube動画広告でのAD運用者が増加傾向にある中、2020年3月31日以降、Google広告の動画キャンペーンにおいても、並行トラッキングが従来の任意設定から必須化されるようです。
このような状況をふまえ、動画キャンペーンにも対応できる「並行トラッキング」での成果計測を可能とする機能を実装しました。
並行トラッキング機能に関わる管理画面上の変更点
広告素材の追加画面から「並行トラッキング」のタブが追加されました。設定はこちらから行います。
広告管理 > 広告一覧 > 任意の広告 > 広告素材設定 > 広告素材の追加
設定についての詳細は、並行トラッキングを使用する方法 を参照してください。
2.Chrome80対応
2020年2月から順次アップデートされるChromeのバージョン80に対応した機能も実装されました。
Chrome80では今まで成果認証が可能であった3rd party cookieが完全にブロックされてしまうアップデートが行われます。
Chrome80のクッキー設定については、以下の記事も参照ください。
・Chrome 80での3rd Party Cookieのブロックとアフィリエイト運営に関して
・Google Developers 新しい Cookie 設定 SameSite=None; Secure の準備を始めましょう
アフィリコード・システムでは成果認証をサーバー側から発行する1st party cookieにて認証を行いますので、今回のChrome80の影響は受けない見解ですが、サーバー側にPHPファイルをアップロードする必要があり、対応できないクライアント様に向けてChrome80でも3rd party cookieで認証を可能とする機能を実装しました。
具体的には、クッキーの属性が追加され、クロスサイトアクセスの対象として指定できるようになりました。
※SameSite=None属性が指定された場合、クロスサイトクッキーにhttps接続のみでアクセスできるようにSecure属性も追加。
- SameSite属性の付与
- クロスサイトで発行したクッキーの読み取りの使用を許可:
SameSite=None
属性を指定 - Secure属性の付与
- https上だけで読み取りができるクッキー。http通信時はクッキー使用不可
3.その他 修正内容
- キックバック通知の拡張
キックバック通知URLに商品テーブルIDを付与できるようになりました。 - CSVファイルをデバイス環境に依存しない形式で出力するようにしました。